窓ガラスと一言で表しても、様々な種類のものがあります。フロートガラス、網入りガラス、断熱ガラス、合わせガラス、強化ガラスなどですね。更にその中でも細分化されているため、挙げたらキリがないほどあると言えるでしょう。
その中で、地震に対して効果が高いとされているのが強化ガラスと合わせガラスです。これらは非常に高い強度を持ち、大人が一生懸命割ろうとしてもなかなか割れなかったりするほどです。地震に対して一番重視されるのは何より「割れないこと」です。簡単に割れてしまうとガラスが飛び散って危険ですからね。大地震発生時に安全を保つという意味では、割れないガラスを選択するのが一番です。

では、そういった耐震強度のある窓ガラス設置の利点とはなんでしょうか。大きな利点は先ほども書いた通り「割れないこと」ですが、これらのガラスは仮に割れてしまったとしてもメリットがあるのです。それは「割れても飛び散らないこと」です。割れた破片が尖った状態で飛んできたら、それって地震以上に怖くないですか？最近の家屋は地震対策がしっかりされているので家屋倒壊もあまり無いのですが、火災はもちろん、この割れたガラスによる怪我が結構多いのです。それを防ぐことができるというのは非常に大きなメリットであると言えるでしょう。強化ガラスであれば割れた後も粒状になってくれるため、尖った破片が散らばるより何倍も安全です。窓はいざという時の脱出口にもなるので、そこに割れた破片が散らばっていると逃げ出す際に怪我をしてしまいますから。ちなみに、強化ガラスは点での衝撃に弱いので防犯性能はあまり良くないのですが、合わせガラスは防犯性も兼ね備えています。合わせガラスを選ぶことで防犯面も強化できるので、これは合わせガラスの利点ですね。
耐震強度のあるガラスはそれだけで大きな利点をもたらしてくれますので、窓ガラス交換の際はぜひ候補にいれて欲しいと思います。